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「ロシアによる米国債の売却懸念」

 昨日の米国市場では、米10年債利回りは4%に接近した。米10年債利回りも大きな節目に接近したが、この米債が売られた要因のひとつはロシアによる米国債の売却懸念であった。

 11日日経新聞朝刊でも報じられていたが、ロシア中央銀行のウリュカエフ副総裁は、保有する米国債を売却し、ドル資産での運用比率を引き下げる方針を示した。また、IMFの発行する債券については100億ドル引き受けることも示した。

 ロシアは保有する外貨準備のうち3割(約4000億ドル)分を米国債で運用している(日経)。国別の保有額を見ても2009年3月現在、中国、日本に次ぐ規模の保有額となっている(統計上は中国、日本、カリブ海の金融センター、石油輸出国、ロシアの順)。

 さらに、やはり米債保有国上位にランキングされているブラジルの財務相も中国やロシアと同様に準備金の一部をIMF債の購入に充てる方針を示した。ブラジルも中国、日本、ロシアや英国に次ぐ規模の米国債を保有している。

 最大の保有国である中国でも保有する米国債の売却懸念もあることで、今後も増発圧力がかかる米国債への需給懸念がさらに強まる可能性もある。
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by nihonkokusai | 2009-06-11 09:57 | 国債 | Comments(0)
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