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「ムーディーズの日本国債の格付基準に関する見直し」

 格付会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが、日本国債の格付基準に関しての会見を15時に行なうとの報が11時半頃にあり、この状況下、財政赤字拡大やインフル拡大も意識して格下げか、との観測も出て外為市場では円が売られる場面もあった。

 しかし、これまで格下げにしろ格上げにしろ、何時に発表するという通告はしたことはなく、基準に関する発表ということで、どうやら単純な格下げとかではなさそうとの見方もあった。

 実際に15時の格付会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスの発表では、日本政府の自国通貨建て債務(JGB)格付けをAa3から引き上げる一方、外貨建て債務格付けをAaaから引き下げ、両者をAa2に統一すると発表した。

 そもそも自国通貨建てと外貨建てでこんなに格差があることがおかしいと、今頃になって気がついたのであろうか。最初の日本国債は明治時代に外貨建てで発行されたが、今、残存のあるものでは自国通貨建てのみで、外貨建てのものはないはず。

 仮に外貨で発行されれば、そちらを優先するだろうという気持ちもわからなくはないが、それを今頃統一したということは、何かしらの背景があったとしてもおかしくはない。海外投資家から見て、重要なのは自国通貨建ての方となるし、それは結果としては格上げとなる。つまり背景にはムーディーズが米国債の格下げをしたくないので、格差を縮めたんやないかとも疑われてもおかしくはない。ちなみに、政府債務格付けの見通しは安定的のままとなる。
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by nihonkokusai | 2009-05-18 16:04 | 国債 | Comments(0)
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