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「見えないリスクと見えてきたリスク」

景気の先行きについては見方は分かれているものの、ここからさらに大きく崩れることも想定しづらくなってきた。特にマインドの変化に注目したい。今回の100年に一度といわれる金融・経済危機を、地震に置き換えれば、すでにリーマン・ショックが本震となり、かなりのマグニチュードで大きな被害が出た。その後は、たとえGMの破産法申請などがあったとしてもで、その余震に過ぎない。もちろんその余震による被害もたいへん大きなものがあろうが、それはある程度想定できるものであるはず。

リーマン・ショックの際には、これまで経験したことのないような世界的規模のショックが走り、それ以降の動きは誰も正確に先を見通せられる状況にはなかった。しかし、これからのリスクはある程度、先が読めてきており、想定外の被害というのは考えづらい。たとえば商業用不動産や欧州の銀行などへのリスクなども指摘されているが、それがリーマン・ショックほどの先の読めない恐怖となることは考えにくい。

人間はたとえそのリスクが大きくてもある程度見えているリスクならば対応できると考えるが、先が見えないリスクは恐怖そのものとなる。その恐怖が薄れただけでも、やはりマインドは大きく変わってきていると見て良いのではなかろうか。
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by nihonkokusai | 2009-05-15 15:37 | 投資 | Comments(0)
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