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「2009年度補正予算後の国債発行計画を発表」

 政府は4月27日の臨時閣議で一般会計の歳出規模で13兆9256億円に上る2009年度補正予算案を決定した。補正予算の規模としては1998年度の第3次補正予算の約7兆6380億円を上回って過去最大となる。また、これにより2009年度の一般会計総額は102兆4736億円に達し、初めて100兆円を突破する。

 補正予算案の財源としては、建設国債を7兆3320億円、赤字国債を3兆4870億円と合わせて計10兆8190億円追加発行する。さらに財投債の6兆1000億円を含め、国債合計で16兆9190億円追加発行される。

 財務省は2009年度補正予算後の国債発行計画を発表した。補正予算の成立時期が現状不透明であるが、増発時期については7月からを想定しているとみられ、内訳は以下の通りとなる。

 40年債を各回1000億円増額し計3000億円増額、30年債を各回1000億円増額し計4000億円増額、20年債と10年債を各回2000億円増額し計3.6兆円増額、5年債を各回3000億円増額し計2.7兆円増額、2年債と国庫短期証券1年物を各回4000億円増額し計2.7兆円増額、流動性供給入札を各回1500億円増額し計2.7兆円増額と、これは4月17日の国債市場特別参加者会合で出された主な意見に近い内容となった。6か月物国庫短期証券と15年変動利付債、10年物価連動債については補正後も当初計画とは変更ない。

 国債投資家懇談会では、30年、40年はもう少し厚めにしてはどうかとの意見もあったがそれぞれ1000億円ずつの増額に止まった。そして、10年債は毎回2.1兆円となり、いよいよ心理的な壁とみられていた2兆円を突破する。10年債を主に購入する投資家層が現状あまりいない状況下、増額後の10年国債入札は特に神経質となりそうである。

 中短期ゾーンは日銀が当面、緩和策を継続させるとも見られていることもあり、銀行主体にそれなりのニーズはあると思うが、それにしてもこれだけの増額をこなして行けるかどうかは不透明である。

 政府は今日、2009年度の実質GDP成長率を過去最悪となるマイナス3.3%に下方修正した。今年度の税収見積もり修正による国債の増発は年末の第二次補正においてと行なわれるとみられ、この際は今回大きく増額されなかった超長期ゾーンと、6か月物国庫短期証券あたりを含めて増発されるのではないかと予想される。
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by nihonkokusai | 2009-04-27 09:43 | 国債 | Comments(0)
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