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「強弱混ざった米経済指標」

 昨日発表された3月の米消費者物価指数は、前年同月比でマイナス0.4%となり、単月ベースでは1955年8月以来、約54年ぶりのマイナスとなった。ただし、タバコなどの値上がりが影響しエネルギー・食品を除くコア指数は前月比0.2%の上昇となった。景気悪化に伴うデフレ圧力の動向にも注意が必要となる。

 そして、3月の米鉱工業生産指数は前月比マイナス1.5%と5か月連続の低下となり、3月の設備稼働率は1967年の統計開始以来の水準に落ち込んだ。

 ただし、ニューヨーク連銀が発表した4月の製造業景況感指数はマイナス14.7と前月から改善し市場予想も大きく上回り、4月のNAHB住宅建設業者指数は市場予想を大幅に上回り、昨年10月以来の水準を回復した。

 そして、午後に発表されたベージュブック(米地区連銀経済報告)で、基調判断として「Reports from the Federal Reserve Banks indicate that overall economic activity contracted further or remained weak. However, five of the twelve Districts noted a moderation in the pace of decline, and several saw signs that activity in some sectors was stabilizing at a low level.」と、「経済活動は一段と収縮し、引き続き弱い。しかしながら、12地区のうち5地区において経済の収縮ペース鈍化がみられ、いくつかの地域では、業種によって低水準ながら景気が安定してきた兆しがある」との見解を示した。

 経済指標など強弱入れ混ざったものとなっているが、昨秋のリーマン・ショック以降の急激な景気の落ち込みについてはさすがにブレーキがかかってきたとみておいた方がよさそうである。まだまだ楽観論も禁物かもしれないが、過度の悲観論はやや後退してくる可能性もある。
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by nihonkokusai | 2009-04-16 09:06 | 景気物価動向 | Comments(0)
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