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「国債増発額は15兆円超か」

河村官房長官は、今回の追加景気対策に伴う建設国債と赤字国債をあわせた国債の増発は10~11兆円程度になる見通しを伝えたが、ここにさらに財投債の発行が加わる。今回の追加景気対策には、セーフティーネットの構築等の緊急雇用対策の拡充・強化や、企業の資金繰り対策など金融面の対策も加わり、これには財政投融資資金からの融資などが見込まれるものの、すでに財政融資資金の余裕枠については、国債の買い入れ原資とともに、所謂、埋蔵金として景気対策に使われているるこのため、、財政融資資金としてあらたに必要となる分の多くは、財投債という国債の発行によって賄われることとなる。どうやら、その規模は5兆円を超えるのではないかと見込まれている。

さらに2008年度の税収については当初見込みを下回っても、その不足分は今年度二次補正か来年度予算で賄われるが、2009年度、つまり今年度の税収に関しては、このタイミングで通常は見積もりの下方修正は行なわないはずだが、政府の経済見通しの見直しにともなっての、税収見積もりの下方修正の可能性があり、こちらは法人税を主体に、4~5兆円になるのではないかとみられている。

もし、これらをすべて加えると20兆円を超す規模の国債増発となる可能性が出てきた。ただし、今年度の税収見積もりの下方修正分は見送りとなるのではないかと見方もあり、それでも、15兆円を超える国債が増発される可能性が出てきた。年限配分などを考えると、なかなか厳しい状況となりそうだ。

いよいよ1998年当時の債券相場の状況に似てきているようにも思われ、運用部ショックではないが、なにかしらのきっかけで債券が急落する恐れもないとは言えない。 これだけの国債増発に果たして耐えられるのか、日本の債券市場でストレステストが試されそう。しかも、税収見積もりの不足分など先送りとなると、今年の後半にはさらに大きな規模の増発も想定されることもあり、今後の債券相場は予断を許さない状況になりつつある。
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by nihonkokusai | 2009-04-09 16:13 | 国債 | Comments(0)
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